うどんたべたい

うどんをたべながらげんごがくをするぱんだのぶろぐ

Mind your own business

日本への一時帰国から帰ってきました。やっぱり夫と過ごす時間はとてもいいものです。まず時差がないのが最高ですね。それに加えて同じ空間にいればご飯も一緒に食べられたりするし、言うことなしっていう感じです。ご飯も大したことないものしか作れないですが、それでも「おいしい」って食べてくれる人がいると作りがいがあるというものです。北海道でもたくさんおいしいものを食べましたが、やっぱり一緒だと幸せが倍増だなあとじんわりおもいました。一人で食べるのもいいけれど、「ねえあれおいしそう」「これおいしいね」と言い合いながら町を回ったり食事をするのが、わたしはすきです。ただし割と深い仲でなければ緊張するだけで楽しめないのですけれど。

もちろんわいわいきゃっきゃで終わるばかりではなくて、ちょっとした小競り合いもあったりしました。まあ普段喧嘩をする機会すらないですからね。でもそのだいたいのことが、もう少しお金がもらえて安定したところに居を構えられたら解決するんじゃないかという感じで、まずはそういう力がほしいなあと思いました。まあ狭い部屋に二人で暮らしていれば不便なことなどあるものですからね。

あとやっぱり今回の一時帰国でも思ったのは、どうしても周りに自分の幸せを押し付けてくる人が多いなあということですかね。結婚したのに別居なんて大馬鹿だとか、子どもが居なければさみしいとか、結婚しなければ責任が発生しないからよくない、だとか。どれもこれも「は?」というようなことだけれど、豆腐メンタルの私が聞くと「そういうもんなのかな」とか思ってしまって、配偶者に申し訳なく思ってしまったりしました。私は私自身の選択でこういう人生を送っているけれど、どっちかというと夫は巻き込まれている側でもあるので。でもそういう意味では夫にそういうことを言う人達が本当に許せなくて、怒るべきだけど怒れないまま帰って悔しくて一人でむきーっとする、みたいなこともありました。

なんというかまあ親とかだったらまだいいのかもしれないけれど(いやよくないとも思うけど、なんだかんだ子どもへの責任は感じているだろうと思うので、何かを言う権利くらいはあってもいいとおもう)、そうじゃない人まで「ああしなきゃ幸せじゃない」とか、本人じゃない親兄弟のことまで聞いてきたりとか、なんなんだろうなあ、とおもいます。ほんと、それこそタイトルのように思うわけで、私(たち)はそれぞれ良いように生きているので本当に放っておいてほしいと思ってしまいます。学生扱いも本当めんどくさいのでやめてほしい。まして今院生でお給料ももらっているのだし。お金はないから裕福な幸せはできないけれど、ちょっと豪華なカップめんを食べたりサイゼで豪遊したりで、わたしは幸せなのでそれでいいんです。とやかくいわれても、本当に迷惑だと思ってしまうだけ。「これでおいしいものたべなさい」とお金を渡されるのも、いつ「誰が食わせたと思ってるんだ」といわれるのがいやなので本当に嫌です。こういうのは小さいときからのいろいろな経験の積み重ねの結果なので今更どうにか出来るものでもないし染み付いているので、もうそれで生きていくしか無い。でも私はそんなんでも幸せなんですよ。あなたはそうじゃないかもしれないけれど。


はあ…
というわけで一時帰国は幸せだけどストレスフルです。どうしたらストレスフル成分を無くせるかというとやっぱり隠密に帰るしかないのかなあ。

カリフォルニアは涼しくて、乾いていて、とても快適です。早く頭と身体を仕事モードに直さなければいけないので、がんばります。
(戻ってきて次の日の今日はカリフォルニアの夜と日本の夜両方寝てしまいました 合計14時間睡眠…)

3年目の終わり

さて先週末に授業の課題を全部終わらせて3年めが無事終わりました。あと課程も2年です。
今年一番大きかったことは何回書いたかわかりませんが、試験を通ったっていうことです。そこに至るまでのプロセスがいかんせん長かったし、なんというかまわりの環境的にかなりストレスだったので今本当にI'm feeling great!!!!って感じです。でも未だになぜ指導教員の先生が私の気持ちをかなりの程度で汲み取っていたのかが謎です。配偶者に話をしたら「顔に出てるんだよ 特に眉毛」っていわれました。そうなのかもしれないし、彼・彼女ら自身留学生だったのでそういうところで私みたいなストレスフルなことがあったのかもしれません。なんというか日本にいたときよりは100倍恵まれている(電車で時間をかけてバイトに行かなくていい・TAや授業をするのはバイトっぽいが貰える金額とサポートがぜんぜん違うし(保険がつく)何より実質的な指導経験としてカウントされる)んですが、それでも留学生だからってこういうのはひどいよ、つらいよ と思うこともなくはなかったです。研究は一番しないといけないことなので、やりたいことをやっているはずなんですが、締切に追われているというのはなんというか別個の辛さがありました。アドバイザの先生にも、試験が終わったあとに「これで締め切りを気にせずに研究ができるね :-)」といわれて、「それな!!!!」と思いました。2年間博論を書くまでに時間がとれるので、堅実に研究して進めていきたいです。

あと今年大きかったのは日本語を1年教えたことですね。TAではなく教員として教えたので、その意味でかなり不安だったりしましたがなんとか1年終えられました。なんというか殆どの学生はいい子たちだったのに救われた気がします。最後の学期はカンニングだったりチートに悩まされましたが、まあある意味そこも経験出来たのは良かったと思います。日本語の先生たちにも本当にお世話になりました。へなちょこでしたが「あなたが人数が少ない朝8時に教えることがなるのは本当にもったいないことをした」と一度言ってもらえたのは嬉しかったです。来年も教えられる?ときかれましたが、アドバイザの先生には「言語学のTAをするほうがキャリア的に良いよ」といわれたので来年は言語学のTAをします。しんたくすとせまんてぃくすで、前者はちょっと不安なんですが、学科として色々な科目を教えられるように、というのは考えているのがわかるのでこれで鍛えられようと思います。

夏は自分の研究をうまく進めたいところです。とはいっても正直ちょっと休みたくもあるし、先生にも「休んでいいよ」といわれたので字義通りに少しゆっくりしようと思います。とはいってもありがたいことに少なくとも2箇所でトークをさせて頂くことになっているので、そこは3年目の集大成としてしっかりしたお話ができるようがんばろうと思います。あとは最近reject続きなのでいい知らせをもらえるよう精進するのみです。

これからは学生と言うよりいもう「こちら」側だよ、とアドバイザの先生に言われました。そんな自覚はまだ湧きませんが、とりあえず良い博論が書けるよう、job marketである程度目をつけてもらえるような存在になれるよう、がんばります。

PhD candidate

になりました!試験通りました!わーい

ということで今日口述試験がありました。発表して、質疑応答して、外に出されて結果を言ってもらって、というかんじの。やっぱり緊張したからか朝は3時半に目が覚めてしまい、朝7時の誰もいないオフィスで最初の発表を練習すればするほど不安になり、うわーーーーとなっていましたが無事合格をもらうことができました。ペーパーもminor revisionでOKだとのことです。やったー

終わったあとアドバイザの先生たちに 本当にこの1年よくがんばったね。 っていってもらえて、なんというかそういってもらえるのはうれしいけれどその言葉通りにがんばれたんだろうかとも思ってしまって にゃー となったりしました。なんかみんな うどぱんはいつも俺らの先をいってるよね とか うどぱんならいける とかいってきて、そんな私が今こうやっているのは留学生だからそうしないといけないからだし、やらせてくれるのも通してくれたのも先生たちが優しいからだから…と思っていてそれがずっとずっとストレスでした。

私はいつも「どうしてわたしがこの大学に?」と思っていて、周りの同期は「3年でこの試験を通るなんて無理」といっていて、そんな中で落ちこぼれの私が無理と言われてる試験を3年でそれを突破しないといけない、というのは本当に本当に重かったです。書いたか忘れましたが先生に「節約すれば秋に延ばしてもなんとかなるかも…」と漏らしたこともあったくらいです。でも「通過点だからとりあえず終わらせよ」と言われて「そういうことなら…」とやってきました。ここまできてもやっぱり通してもらえるのかが心配で、万が一通してもらえなかったら留学生の身分でお金を貸してもらうことはできるんだろうか、と色々昨日あたりまで考えていました。

外部審査員の先生もとてもいい方でした。感激。keep in touchできるといいな、と思います。

あといわれてうれしかったのは、 あなたはミーティングするたびにちゃんと何かを進めてもってくる。そういうところに私たちは感銘を受けてるのよ というところですね。わたしとしては毎回自転車操業でこんなんでいいんだろうかわあああと思いながらミーティングしているので、そう思ってもらえているのは本当に嬉しかったです。

なんかもう感謝のラップが出てきそうなくらい頭の中が感謝の気持ちだらけで非常にあれなのですが、同時に こんなダメ人間に優しくしてくださる人々が尊すぎて私が生きているのが申し訳ない…となったりもします。まあもうこればかりはどうしようもない…w

あと、今日夕方に日本語関係のパーティーがあって、「その日が試験なので落ちてなかったらいきます…」とお返事をボスにしていたのですが、「受かりましたー!」って出席したらなんと名前入りのおめでとうケーキを用意していてくれました…!ほんとに感激しました。あとでお礼メールをしたら、「自分のときも本当にドキドキだったので、あなたが合格したのも自分のことのように嬉しい」ってメールしてくださって、なんというか私は周りの人に恵まれ過ぎだな、とおもいました。

なんでみんなこんなにやさしいんだろうか…この土地が人々をそうさせているんでしょうかね。

何はともあれ、あと2週間で今年度も終わりです。夏は夏で、やらないといけないことがまっています。この試験は終わりではなく始まりなので、PhD candidateとしてはずかしくないようしっかり生きていこうと思います。

defense draft提出

執筆資格審査(と日本で呼ばれるものに完全に対応しているかわからないですが)のためのペーパーのドラフトを今日提出しました(試験2週間前)。
まあ他の人によると試験をすると決まった時点でほぼやることはやっているということだし、アドバイザの先生もこれを提出したら君の今年度は終わりだ、といってきたのでそういう位置づけのものです。試験本番はこれからなんだけど。

で、今日メールで提出したあと廊下でアドバイザの先生にあったら
Congratulations! I'm so proud of you.
っていわれて、唐突だったので泣きそうになってしまいました。いやほんとに。

というかほんとすごい先生なのにこんな学生の面倒をみないといけなくて大変だろうに、その先生が自分にpround of youっていっているわけだし、私もこの1年色々ぐるぐるつらかったのでちょっと感極まってしまいました。

でも少し時間がたった今、proud of youなんていってもらうにふさわしいくらい自分は頑張ったんだろうか、と逆に考えてしまったりします。むつかしい。
そして実際のペーパー読んでがっかりしてないかな、とか。なんか考えても仕方ないんですけどね。

さて、今週末は少し東の方の学会に参加します。配偶者が発表するので、応援です。
自分は少し荷が降りた状態で参加できるのでちょっとほっとしています。

28

になりました。

とりあえずの目標はQualifying Examを無事に終わらせることです。最近外部審査員の先生とSkypeミーティングしたんですが非常に良い方で安心しました。これで当日不意打ちで落とされるということはなさそうです…(多分

とりあえず23日までに最終原稿を出さねばならないので、がんばります。そのあとはシカゴに夫の学会発表を応援しにいったりして、すったもんだしていたら学期末になる予定です。

実年齢と中身が全く伴わないままどんどん老いていきますが、まあやっていくしかないだろうとおもうのでそんな感じで生きていこうと思います。28のわたくしもみなさんどうぞよろしくおねがいいたします。

がんばらねば

今学期の終わりまでにもう一つ口頭試問を終えないといけないんですが、その日程が最近決まりました。なんというか一応3年生の終わりまでにそれを終わらせることが一応学科の期待することとなっているのですが、そうする人はほとんどいないので私はここでやっていいのだろか、とうじうじしている例のあれです。外部の審査員の先生を入れないといけないので、その先生がオーケーしてくれるかどうかというのも心配で仕方なくて先生に送る要旨をつくるのもそれを自分のアドバイザの先生に送ってもらうのもほんと胃が痛くなるプロセスでした。それが無事オーケーがもらえて日取りが決まったので、あとはやっていくしかないという心境です。

でも、この前のポットラックで同期がひたすら この期待されている日程は無理がある。impossibleだ とひたすらいっていて、私はそこで自分がそれをしないといけないのでその方向で進めていて日取りも決まっているということはいえませんでした。なんというか彼女がひたすらそういい続けることが私がこの段階でそこまでいったらやっぱりいけないのではないかという気持ちにさせてきてなんだか暗い気持ちになりました。

もう一つうーん、となったことがあって、今学期2つセミナーをとっているんですが両方のセミナーでreading responseが要求されてるんですよ。4本と5本。たぶん院生たちがあんまりreadingをやってこないことを先生が危惧しての結果だとおもうんですが、やっぱりというか院生たちが反発してまして。そういう反発を先週の1週目のときに見聞きして、先生も「うーん、じゃあちょっとかんがえる」といった感じだったんですが、私は今学期は上記の試問に集中したいので早くそれらを終わらせてしまいたいと思って(そうじゃなくても2週間に1回はやる計算にはなるんですが)今週一つ授業後に出したのですよ。そしたら「あ、やってきてくれたの!?みんな嫌だって言うからもうなくしちゃおうかなあってあの後思ったんだけど」と先生にいわれて「先週の時点ではまだ考えるということで、でもそのままrequirementの一部になるようならはやく終わらせたいので書いてきたんです…でもキャンセルするならそれ返してください…w」といったら「いやでもこれ読んでrequirementどうするかきめるよー」とかニヤニヤしつついわれてしまい。そしたら近くにいた院生が「え、それってrequirementだったの?」と(シラバス見ろよ…)というような発言をし、先生は「そうだよー」と返し私に「これってuseful?」と聞いてきたので「usefulです。でもまとめられるくらいに読むには時間もかかるし、わたしはまとめるにも時間がかかるので時間がかかるのは確かですが」とこたえたらその院生は「私は全然usefulだとはおもわない。授業をまだとっていること自体あれだし(彼女は私と同じ3年目)研究に集中したい」といってきました。うーん。。

私は修士時代アルバイトで色々移動していて授業自体に集中することが不可能だったのを今とても後悔しているので、キャンパスでしかも自分の将来のキャリアに直結するような仕事ができていて、かつ授業の内容もすごく濃くて新しいことを学べるという今、授業を受けられるのはとても大事なことだと思うんですけどね。彼女の言い分もわからなくもないですが…(そして最近自分が研究の成果を出し切れていないことを考えたら反論できないかもしれないですが)

まあ取捨選択って大事だと思うし、私が苦手なことの一つだと思うんですが(だからキャパオーバーになって死ぬ)、なんかそれでもこういうところでは自分がしたいようにしたいなあと思いました。でもちょっと救いだったのは先生が嬉しそうだったことで、自分も今教えている立場で、たしかに学生がこういうのをやってきたら私も嬉しく思うな、とかんじたのでそこはよかった?です。

真面目すぎるとあれなんですかね?真面目というか全てに自信がないのでやっているだけなんですが…。ためいきです。
ゆとりとお金とおいしいたべものがほしい今日このごろです。週末に日本からもってきた麺類などを食べるのを楽しみにしています。(でも中盤でなくなるからその後の楽しみを考えないと…

春の弾丸一時帰国

義妹がちょうど結婚式を挙げるということを口実に春休み一週間だけ一時帰国してきました。普段なら一週間だけ帰るというのは金銭的体力的にしようと思わないんですが、まあそういうことならえいやっ、とおもいまして。(あと義兄の結婚式にはすでに留学していたので出られなかったというのもあり)

木曜日の夜に日本について、金曜日の朝に美容院にいって午後の新幹線で名古屋入りし、一泊して土曜朝からヘアセット、んでもって結婚式というエクストリームな日程でした。しかも日本がおもったより寒かったので日曜日あたりから完全に風邪を引いてしまい、喉はガラガラ、鼻はずるずるという最悪な形で過ごすことになりました。つらかったです。

そういえば結婚式というものにでるのが、わたしは物心ついてからははじめてでした(小さいときに叔父の結婚式に出たことがあるらしいのでそれだけ)。しかも親族としてとなるとさらにどうしていいかわからず不安だったんですが、兄弟くらいだったらとりあえずいい子にご飯食べてればいいんだというのがわかってよかったです。後は親戚から勧めていただいたお酒を飲んでいればいいだけですね。(酔っ払いました

こんなこと考えてもしかたないんですが、やっぱり結婚式に出て、普通は結婚式って これからこの二人は夫婦になって一緒に暮らすのです ということが前提とされていて、私達みたいに5年離れるからその前にやっちゃっとこう的なノリでやるひとなんて少数派なわけですよね。もちろん結婚式した後に単身赴任がきまって、とかそういうケースはたくさんあるんでしょうが。なんかそういうことを考えていたら、私はご飯を作ることもできないし、いざという時にすぐ寄り添って話を聞くことも出来ない(時差の壁もある)、となんかほんと申し訳ないなあと思ってしまってへこんでしまいました。

これから先、何年一緒にいられないかもわかりません。こういう宙ぶらりんが終わるときがわかればまだ楽なんでしょうが、そうはならないのが現在の状況。たとえばアカデミアを諦めたりしたら、もう少し予測不可能な要素の数が減ったりして楽になるのかもしれないですが、それは人生でやりたいことを何かしら諦めることになる、それでもいいのか、といわれると うーん、それはちょっと嫌だな と思うのが現実。ならば宙ぶらりんも受け入れるしかないんですが。

宙ぶらりんの状態を作っている張本人は私なわけですから、そこでお前が悩むのかと思われそうですが、それも重々承知していて、やるならやるで、きぱっと割り切ってやらないといけないんだろうなあ、とおもいます。でも、私の場合メンタルが豆腐なのでこういう一時帰国だとか、周りの友人の変化とかそういうことでスイッチが入ってしまってつらまってしまうわけですね。うー、よわい。

そんななかで最近はrejectばっかりくらっているのもつらさに拍車をかけています。自分の研究のクオリティの低さをつかれていて、自分はこのままやっていけないのではないかということをつらつら考えてしまいます。アメリカで、いいところで勉強させてもらっていてこれなのですから、本当に駄目人間です。

…でもとりあえずあとまた1クオーター、がんばるしかありません。…とりあえずこの風邪を早く治したいです。咳が止まらないバンクーバー行きの機内からお伝えしました。(アップロードは到着後