うどんたべたい

うどんをたべながらげんごがくをするぱんだのぶろぐ

年度末

日本がエイプリルフールに沸いている中、ここはまだ3月31日の夜です。別に年度の変わり目でもなんでもないのですが、日本に長くいると4月の始まりというのはやっぱり特別に感じますね。それに輪をかけているのが、来年度が私がここにいる最後の年だし、もし日本で4月から就職するのなら私がここにいるのもあと1年ないという事実。

日本で働くの、嫌だなあと思っていました。でも最近は 嫌だなあとか、そもそも私に選択肢はないよな と思うようになってきました。英語はごみ、業績だって大したことない、そもそも日本で仕事がもらえるかだって、わからない。
ある時の飲み会で、海外で博士号を取って今日本で働いている先生が、その方も私と同じように思っていたけれど、自分の中で納得するようになるものだ、と言っていました。それが今、なんとなくわかってきた気がします。

2019年4月からの公募が、すでにちらちら出ているな、と思ったら4月1日回って更に数件出てきました(マッチングメール登録しているので)。この月曜からの新学期はそれの準備に使うことになるでしょうか。ポスドクの応募も考えているのでそれもやっています。

このめちゃくちゃ未定な将来が嫌すぎて学期終わってからちょっと沈んでいました(なのでここも少し非公開にしていました)。すがれるものにはすがりたくて、ネガティブな気分に効くサプリメントを飲んでみたり、目を温めて眠ってみたり、色々していたら少し気持ちが上向いてきました。やれることをやるしかない、いつもの結論ですが、まあそうですよね。

自分がアカデミアに残ることが本当に適したことなのか今でもまだわかりませんが、とりあえず残れるなら残りたい、まあ残れなそうならしかたがないので他にご飯が食べられそうなところを後から探そう、とそういう気持ちでやっていこうとおもいます。

細々と続いているこのブログですが、来年何かポジティブなことが書けるんでしょうか。自分が納得した道で何かやっていることを祈ります。

accept

このブログにも何回か話に出していた雑誌論文、今日acceptのお知らせがとどきました。ちょっと修正したあとにformatやcopyeditのあれこれをして出版になるらしいです。

嬉しいけれどこれで何かが確定するわけでもないし、博論に直接つながるペーパーというわけではないので、これからも真摯に頑張るしかないなあという感じです。嬉しいけれど、本当にいいのかなとか、読まれるの怖いなとか、そういうことを考えています。

とりあえず一つずつ積み重ねていく感じですかね。胃が痛い今日このごろですが、がんばります。

2018

今週のお題「2018年の抱負」


カリフォルニアはまだ1時間少し2017年ですが、日本はもう2018年なので目標をば。
本業

  • 雑誌論文を1本でも出版にこぎつける

 今revise and resubmitで返ってきているやつもそうですが、それはメインのとちょっと違うところのなので、メインのもどうにか…

  • 場合によってははやく卒業することが出来るようがしがしと博論を書けるよう頑張る

 これはどうなることかわかりませんが、とりあえずは計画的に博論を書き進めたいです

  • 12月にカリフォルニアに帰ってからはじめた、平日は何があっても一定の研究時間を作るというのを欠かさない とりあえず、何かする

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)

 この本が日本に帰ったときに部屋にあったので読んでみました。
 心が痛むことばかりが書かれていたんですが、でも色々的を射ていたのでできることをやってみることに。
 私は集中力がゴミなのでポモドーロテクニックで何回分、という形で1日絶対集中する時間を決めました。
 なんだかんだいってカレンダーに出来た日を記録すると お、やれたな と思っていい感じです。

  • PDの申請に向けて申請書をしっかりつくる

 どうなるかわからないのでこれも申請します。がんばります。

  • 夏学期のセッションで教えるのを無事に終える

 めちゃくちゃ今から不安ですが、いい経験になるのは間違いないので一生懸命やらせてもらおうと思います。

  • 大きめの学会で少しは発表する

 どっちかというと博論と論文に集中するべきな気がしますが、やっぱり名前は売らないといけないようなので…
 (といってもそーしゃらいず苦手なのでつらいですが)

私生活

  • 痩せる…

 配偶者がこちらにきてから体重を測っていません。恐怖。6月の一時帰国までに痩せたいです…
 目標はピーkg ピー%です。

  • 体力をつける

 すぐ体のどこかがつったり、旅をすると寝込んでしまったり駄目駄目なので。しかしどうやったらいいのやら…
 筋トレですかねえ。スクワットとか体幹トレーニングとか。

 家事とか運動とか本業とか息抜きとか、うまくやれるようにしたいです。やっぱり記録するほうがいいのかしら…

  • 節約する

 もともとそこまでの無駄遣いはしていない…はずですが、来年はそれこそ何があるかわからないので、できるだけ残しておきたいところです。不健康にならないくらいの節約で…。(配偶者に生活が健康で文化的な最低限度の生活ではないのでは、とdisられました

2018年は私にとってはまた一つのふんばりどころになりそうです。つらくても死なないことを目標に、しぶとく生き残りたいです。

2017まとめ

年の瀬ですね。とかいいながら私の住んでいるカリフォルニアの谷は今日22度でした。春のような暖かさ。

さて今年ももうすぐ終わりということで、今年はどうだったか振り返ってみたいと思います。まず2017年の目標としてあげていたのが

本業

  • ABDになる
  • 雑誌論文に投稿する
  • 学会投稿がんばる

でした。
とりあえずABDにはなれました。(だからといってすごいわけではないというか、指導教員の先生方の温かい施しという感じ) 雑誌論文も秋に投稿して、revise and resubmitということで返ってきました。学会の投稿もまあそこそこ?うまくいって、秋にはたくさん旅をしながら学会発表をすることが出来ました。この年末でまずそのうちの一つの発表のまとめを論文にするということで先生と共著でうにうにしています(今は先生のターンで直しをしてもらっているのですがこれを書いている最中にもDropboxの通知が…)。なので本業の方は色々がんばれたということで、いいのではないでしょうか。

私生活

  • 痩せる
  • 貯金する

全然無理でした。秋は学会があったというのもあって外で食べすぎたという… それもあって貯金も厳しかったです。まあ旅費の大きなところは出してもらえるにしてもタクシー代とか色々ありますしね。あとは今学期全体的に円安だったのでその面が収入的にはつらかったです。まあそれでも食べてたから痩せなかったんですけどね… 来年の冬からはTAの収入もあるので、少し楽になります。まずはクレジットカードでどうにかしているのをさっさと払い込まないと…というかんじです。筋トレは最初しか続きませんでした。残念でした。

来年の目標は新年にでも改めて書こうかな、とおもいます。いい年だったのかどうかわかりませんが、まあ生き残れたことはよかったかな、とおもいます。

秋の思い出

さて3週間ちょいほど日本にいたのですがアメリカに帰るという段になりました。今回はteachingがなくてかつ授業を取らなくていいという状況だったのでこうしたことが出来たわけですが、学会に参加しつつ自分のことをやるという感じで意外と慌ただしく過ぎていった気がします。特に2つ目の学会は結局発表しなかったわけですが、なんだかいつキャンセルが出ても対応できるようにしなきゃ、と思ってなんとなく落ち着きませんでした。あとはパリという自分が言葉がわからないところに一人で居たというのもありますが。

せっかく日本にいるので、ということで将来もしかしたらお世話になるかもしれない先生にミーティングのお願いをしたりもしました。やっぱりもう「4年目です」というと「博論書いてるんだ?」と言われるのでそこはつらいですね。それっぽいことは考えてはいるけれど、まだまだ形になるのはずっと先なのではないかという気がしてしまいます。

来年は就活、というとどんどん自分が今いるところを離れる未来が近くなってくるのを感じます。そしてそれ相応に準備しなければいけない。そのためにはとりあえずやれることをやるしかない、といういつものパターンです。自分がそれなりに楽しく生きられるところが次の機会にも見つけられるといいなあ、とぼんやり思っています。

そういえば今回日本にいる間に、夏のセッションの講師をしてくれないかと頼まれて二つ返事で引き受けました。すごく素敵なオファーなものの、これはかなり緊張です。自分の授業の入門のコースなので…。他にもいい人たくさんいそうなのになぜ私なのか…と思ってしまいました。まあでも名前をあげてくれた(おそらく指導教員の)先生たちに感謝して自分なりに頑張るしかないですね。ということで来年夏の一時帰国は一ヶ月だけ、という感じになりそうです。もともとマイレージで航空券を取ろうと思っていたので今日とってみました。なんとなんと行きはビジネスですよ(きらーん) 帰りはエコノミーですが、直行便です。すごい!(直行便はいつも高くて買えない)

ホリデーシーズンは夫がアメリカにやってきます。またすぐ会えるといってもちょっとさみしいですね。


という記事を書いて下書きにして寝てたんですが、寝てる途中に出した論文がrevise and resubmitで帰ってきました。rejectかも、とおもっていたのでそこは嬉しいです。色々やることがあるのはいいことですね。がんばります。

怒涛の2週間

でした(タイトル参照)

こんなかんじ:
10/12-15までハワイで学会。そのうち13日と15日に自分の発表があり、学会会場についたのは11日の8時、15日の21時にはアメリカ本土に帰る飛行機に乗り(学会終わった直後にタクシー呼んで空港へ行ったレベル)、16日朝到着。午後に指導教官と短く原稿についてのSkype meeting、15時半にはプライベートでやっているカテキョにいき、戻ってきてから地球の何処かで16日であればよいという原稿(というわけで私のところでは17日午前5時)を最終修正し提出、火曜は泥のように眠り、水曜木曜と土曜日の発表の準備と博論執筆フェローシップの書類を直し、金曜日にフェローシップの件で指導教官二人とミーティング、土曜の朝3時に起き3時45分に家を出て25分歩いて最寄りのホテルからシャトルにのって空港へ そこから飛行機で南カリフォルニアの某大学へ そこから2日間ワークショップ。帰りは日曜の昼からロードトリップで、夜に帰宅。その最中に指導教官のうちの一人から「もう少しフェローシップの書類を直したほうがいいとおもうから、明日ミーティングしよう」とメールを頂き、月曜は大学にいってミーティングをし書類を直し、またカテキョ。家に帰って英文校正にproposalを投げて、火曜夜までに来ればまあなんとか、と思って火曜は1日ゆっくりしようとおもっていたら朝には返却されてきたので火曜はそれを直しつつゆっくり目に過ごす。そして今日、なんとか昼過ぎにフェローシップ申請完了。

…というかんじでした。まあなんというか自分でも計画性があるのかないのかわからないですが、いっぱいいっぱいでした。つかれました。

でもフェローシップ書くのは勉強になったし、学会とワークショップ両方で研究でやりたいことがもくもくと浮かんできたり、非常にモチベーションはあがりました

でもただただ疲れた…。。teachingがないから研究関係のことをがんがんやったるぞ!とやったらこうなっています。まああるべき形ではある。
学会って人と話さなきゃいけないし、人はたくさんいるし、超内向的な私には発表するのに加えて色々と体力が削られることが多くてたいへんです。でも今回の2つの学会では割と人と話せたと思います…!他の学会のプログラムで名前見かけたよ、と声をかけてくれた方もいて、なんかそれはちょっとほくほくしましたね。

そういえば雑誌論文を投稿してそろそろ6週間。メールが来るたびにおびえています。夢にも出て来るし、眠れなかったりします。でも今日までに結果がこなかったおかげで、under reviewというかたちでフェローシップの申請に加えることができました 笑 それはよかったので、もうrejectでもなんでも、ばっちこいです。

次は日本の学会です。これはこれでどうなることやら…。南カリフォルニアのワークショップがその練習トークというかんじだったんですが、確かに考えないといけないことはいろいろあって、でもいい意味で色々考えられたのでそこはとてもよかったです。がんばらなければ。日本にちょっといられるのもとてもたのしみです。寒いのは嫌だけど、あったかーいものを食べる悦びを味わいたい… (昨日今日と30℃超えでした…10月下旬にこの天気はおかしい

うじうじ

10月になりました。今日予定されていた学会の採択通知をずっと待っていて、3回位ひどくrejectをくらう夢を見ました。昨日の夜も「気になって中途覚醒してメール見そうだからドリエルキメよう…」と飲んで寝たんですが、それでも夜中何回か起きてメールを見たりして、極めつけに we regret to inform you...でメールが始まっているのを見て絶望する夢を見たりしていました。最近夢の中の私はかしこく?なっていて、これは夢かもしれないからもう一度寝てみて起きて確かめよう、とかいうのを夢の中でして、それでも結果が変わらず絶望したりしています。それで本当に起きたときに私が何が本当だったのかわからなくなって、携帯でメールをじっくりと見返すことになったりして、大変です(ゴミ箱にメール行ってないかな、とか)。さすがに国際学会で英語で投稿したのに日本語で ぜんぜんだめ 笑 みたいな査読が返ってくると夢の中の私も何かがおかしい、と思うのはなんだか滑稽なんですが。(しかもその査読は匿名でなくて、それぞれに誰が査読したかを表す画像と名前入りのヘッダーがついているという謎仕様だった)

まあなんだかんだで採択されたらしく、それはうれしいことです。意気揚々と飛行機もとりました。パリの学会がその次の週なので、日本からパリへの飛行機も取りました。でも応募する事自体も迷ったので(直前までちょっと厳しいかなと思ってやめていたのだけれど、後悔するのも嫌だからと思い書くだけ書いて先生に伺いを立てたらgo for itといわれたので出した)、きっと数が少ないから質はあれだけど通ったんだろう、でも通すだけ通してくれたのだからそこはまあいいのでは、とかうじうじ考えています。それに配偶者に会えるから出した、という下心が0%ではないので、そんなんでよかったのかな、とか考えちゃったりします。でももちろん今学期teachingがなくて参加しやすいとか、招待講演が魅力的だからとか、そういうところでの理由が応募した理由の大きな割合を占めているので、うじうじする必要もないのかもしれませんが。なんか前に「なんだかんだで学会とかで会えるんだからいいよね」とか言われたことがあって、そうだけどその裏にはいろいろな葛藤が会ったりするのに、とか思ってしまってすごく腹が立ったので、また今回もそういうことを言われるのかなとか思って落ち込んでいるのかもしれません。旅ができるのもいいよね、とかいわれますが、なら要旨書いて発表するかオラとかいいたくなってしまいます。心がせまいので。大体そんなに観光する時間もなかったりするのにね。

でも後思うのは、最近ついったーで 「〜な発表を見て指導教員は何をしているのかと思う」とか「あんな質でやると一緒に仕事をしたいと思わなくなる」みたいなのを見ているので、自分がそういう立場になったらコワイとかいうことです。自分の身内がめちゃくちゃencouragingなことしかいわないので…。現に夏某所で発表したときにバッサリ切り捨てられるようなことをいわれて、なんというか別に批判されるのは研究している以上仕方ないんですが、もう少し言い方なかったのかなと思うこともあって、そういうのはなんだかうーん、と考えてしまいます。別に褒められてだけいたいというわけではなくて、自分の研究が良くなるアドバイスはもっともらいたいのだけれど、なんというか根本を否定して、しかもなんかそれで相手をべこっとへこませることに満足感を抱くような人もいるのだなあ、とかおもったりして。私はそういう風になりたくないなあ、と思っているんですが、甘いからなのか、どうなのやら。

大体人前で発表するのとか嫌いなので、その意味では研究者とかむいてないよなあ、といつも思います。でもまあお仕事というのは嫌なこともやるものだし、とおもうとまあ仕方ないのかな、という気もします。そういえば先生には、学会ではしっかりsocializeしてくるように、と言われました。これもすごく苦手です。でもどこか私のことを知ってもらえるとどこかで少し引っかかる確率があがるのかもしれない、とおもうと、まあそういうのも未来のために仕方ないのかな、とおもいます。

とりあえず今は将来今みたいな研究を少しでも続けられるようでいたい、奨学金を返しながらいつか配偶者と二人で慎ましくも幸せに暮らせるくらいの収入が得たい、とかそういうことを考えてがむしゃらにやろうとしています。研究を続けたい、は高望みかもしれないし、どこかでそういうお仕事がもらえる気が全然しないのですが、可能性をあげるためにやれることをやるしかないのが現状なんだろうなあ、と思います。そのあたりのモチベーションがなかったら、今頃心が折れていたかもしれなくて、その意味では配偶者にものすごく感謝しています。迷惑しかかけていないけれど。

あーーーー、というかんじで今過ごしています。2週間後はハワイで発表です。発表は通ったときにはよっしゃあ!なんですが、もうこのくらいになるといやだああああああああというふうにしか思えません。つらい。ついったーではかなりイキっているというかんじの研究者を時々見かけますが、私はそういうふうにはたぶん地球が反対に回りだしても思えないだろうなあ、と思います。でもなんというか、こういう人間でもやっていけるよ、というそんな意識の低いモデルになれたらと思う今日このごろです。(いいのか?

そういえば来月から家賃上がることになりました。45ドルアップ。とほほ。でも死にはしないので、強く生きていきます。