うどんたべたい

うどんをたべながらげんごがくをするぱんだのぶろぐ

一時帰国

一時帰国が終わってアメリカに戻っています(今これは退屈な機内の中で書いています どこかについたらアップロードする予定)。

本来は3週間の予定だったのですが4週間に。ビザ発給の問題の都合で変更を余儀なくされたのでした。まあコストとしては変更手数料の300ドルで済んだので不幸中の幸いといったところでしょうか。全部おじゃんになってしまったらそれはそれは悲しいですものね。あとは旦那も喜んだし、確かに3週間で帰ろうとしていたらかなり慌ただしかったので1週間延びてくれてよかったのかもしれません。

でもやっぱり帰るとだらだらします。うーん、でもだらだらするというよりはある意味人間になります。なぜなら一人で生きているわけではなくなるからです。一緒に寝起きをする人がいるのでその人のことも考えて寝起きしなければいけないし。私の場合は一人だといろいろなことをかえりみない生活をしがちなので、そちらの方が自分の健康にはいいのだと思います。実際、一時帰国中はとってもよく寝ました。でも研究的なものがあまりできなかったという焦りがあります。うーん、といっても全然何もしなかったわけではなく、ついた週はきちんと学期末レポートを書いたし、その次の週は学会だったのでその準備に忙しかったし、そのあともやらないといけない書籍紹介のための本を読んだりしていました。という意味では何もやらなかったわけではないし、友達や知り合いや家族との時間はとても貴重なものだったのですが怠けてしまった気がしてならないのです。もう少し、気楽にいろいろと考えられたらいいのですけれど。なんというか今まで休みという休みもなかったわけなので、夏くらい少しは羽を伸ばしても的な。

しかしながら焦りがあったので私はパスポートが予定の旅程に間に合わないかもしれないときにギリギリまで待つことを選びました。もう最低出国の朝一番に取りに行くよとまで言うくらい。一方旦那は思わぬ私の滞在延長に小躍り。その温度差で彼は一度「俺がどれだけ我慢してると思うんだ」とぽろっといいました。

うちの母は電話で何度か「夫くんは普段我慢しているのだからできるだけいろいろしてあげなさい」みたいなことをいいました。でも私としては短い期間に会いたい人もいっぱいいるし、会いたいといってくれるひともいっぱいいるし、夫と同じくらいそうした人たちも大切にしたかったのでいろいろなひとに会っていました。そういうのも多分夫は我慢していたのだと思いますが、そうはいっても私も私で希望があるので難しいところです。

すごく淡々と書いてますが私は彼の一言で自分が思っているよりは彼がつらいのだということがようやくわかりました。それでもなんというか言い訳がましくもわかってほしいのは、私が研究を進めたいのは自分のためのというのももちろんありますがお互いの将来のためでもあります。できの悪い私がちゃんと5年で博士号を取って帰ってくるのには、そこまで休んでいる時間はないと自分では思っているのです。ただ、ロスタイムができたと言っても一週間なので、とりあえずそこは楽しもうかな、と思ってそのように過ごしました。

この一週間、ボーナスでもらえてよかったとも思うし、なければよかったというところもあります。あってよかったのは、やっぱり余裕を持って準備ができたし(パスポートがどうなるかわからない状態は私の豆腐メンタルにはすごく負担だったのです)。実は帰る日に岐阜から義母が東京に来ることになっていたんですが、それもキャンセルが今更できないということで普通に東京に来ていただいて一緒に食事をするという流れにしました。それも楽しんでいただけたようで、迷惑をおかけしたと思いつつもなんというか終わりよければすべてよしみたいになったのかな、と勝手に思っています。夫の祖父のゆかりのお店も一度行けなかったので来年、なんていっていましたが一緒に行くことができました。週末は学会やなんだで忙しかったんですが、何もしないでゴロゴロして、夜にはピザを頼んで酒を飲んじゃうなんていう日曜日も過ごせました。

まあいいことづくしなわけですが、悪かったことは別れがよりつらくなったことですね。忙しいままバタバタと帰っていけばよかったんだとおもうんですが、下手にゆっくりと過ごす時間ができてしまったのでつらくなってしまいました。

次の帰国は長くしようかなーとおもっていたんですが、それもそれで問題ですね。

と湿っぽく終えましたが実は旦那とは8月にスペインで再会します。夏期講座と学会があってお互いの分野が共通するところなので二人で合わせて行くことにしたのです。そうすると滞在費も浮きますしね。ちょっとした新婚旅行気分ですが、きっとそんなこといってられないんだろうなあと思います 笑 

またその次は年末年始かなあ。その次は春休みに会いたいと言っています。私としては半年とか9ヶ月ってあっという間な感じがあるんですが、彼にとってはそうではないらしく抗議されています 笑 会えることは嬉しいけれど、金銭的時間的身体的に負担になるのはお互い良くないのでなんとなくお互いにどんな感じがいいのかつかめればいいんですけれどね。しかしやっぱりアメリカと日本は近いようで遠いなあと実感中です。これからどうやって一緒に住む方向へ持っていくのかも、ぼんやり考えながら研究を進めないといけないですね。難しいなあ。