うどんたべたい

うどんをたべながらげんごがくをするぱんだのぶろぐ

アクセントとトラウマ

先学期したTAの評価がかえってきました.総じてとても高評価でとてもびっくりしました.だって毎回のセクションそんなに手応えなかったですもの….knowledgable, patient, approachableなどといったとりあえず目指していた雰囲気が彼や彼女たちにも伝わったみたいで良かったです.
大きなクラスだったので私のevaluationは100枚ちょっとあったのですが,その中で一人だけ strong accentがあった って書いてきた子がいました.まあとても正直で良いことだと思いますが,やはりキズつかないといったら嘘になります.なんとなくその後人としゃべるときに身構えてしまいました.ここにきて1年と1クオーター,少しずつしゃべれることが増えてきたと感じる日もあれば今日もやっぱり全然しゃべれなかったと思う日もあります.でもそこでわかってもらえるのは私のひどい英語をpatientに聞いてくれる人がいるからで,彼らには感謝するばかりです.私も一応は色々と努力しているつもりだけれど,そんな一朝一夕でどうになかるものでもありません.
このクオーターでTAをしている授業の先生が最初に 女性でかつノンネイティブだと強くあたってくる学生にあたることがあるから,それは気にしないこと.decisiveにきぱっとはねのけるのよ って言ってくださって,そのときに 今でもevaluationにアクセントのことを書かれることがある といっていました.もう何十年もアメリカにいる先生でそれなのだから,私もある程度のところで気にしないようにしないといけないんだと思います.
今日そんな話をconversationのパートナーとしたら,彼女も気にしないでいいといってくれ,かつ「1年以上あなたをみていて,努力していて英語が良くなってるのはよくわかってる.TAなんてすごく大変だったろうに,それでそんなにたくさんの学生から良い評価をもらえたなんて,もっと自信を持っていいのよ」っていってくれました.

そんなことがあっておもいだしたのは,とある人が ある大学ではノンネイティブが日本語を教えているけれど,その発音で教えるの?って人がいる って言っていたことで.確かにネイティブからその言語をおそわれることはいわゆる自然で正しい発音をおそわれるということでとてもプラスかもしれないけれど,でもなあ,っておもいました.そのノンネイティブの人たちだって,きっと必死の思いでやっているのです.その人も今語学を教えている一員なのに,そういうことをかんがえているのは悲しいなあと思いました.私は英語ネイティブの先生に発音というかオーラルコミュニケーションがTOEICスコアに比べてできないんだね,君は頭はいいかもしれないけど云々 みたいなことをいわれてそれがものすごくトラウマなので,そういう語学教員には絶対なりたくないのです.口語メインで習っている人は細かいところが危ういし,文法メインでやっている人はコミュニケーションが大変かもしれない.そういうところを上手く埋めていくのが教員の役目なんじゃないかなあと私は思うんですけど.


発音の仕方で理解がしづらいところがあるかもしれない,というのは自覚していたのでプリントと板書を多様した授業にしたんですけど,それがちゃんと伝わったみたいでそこは本当に良かった.人数と労働時間の関係で隔週しかセクションができなかったけれど「毎週やって欲しかった」っていうコメントがたくさんあって嬉しかった.なんかそういういいところはしっかり胸に刻んで生きていきたいです.というかみんなそんなにいいこと書いてくれるならセクションでもっとデレてほしかったw ほっこりしたコメントは朝8時のセクションについて It was very early, but she was very awake. ってかいてあったことです 笑

来年度から日本語を教えるポジションにまた再チャレンジで応募しました.今度は通してくれるといいです.昨年度はアメリカでの教育経験がないからと落とされてしまったので.


このクオーターもたくさんのことが同時に動いていて,わくわくすると同時に生き残れるか不安です.とりあえずはちょうど1ヶ月後の日本行きを楽しみに,そして発表を成功させられるように,がんばっていきたいです.