うどんたべたい

うどんをたべながらげんごがくをするぱんだのぶろぐ

半年

日本に帰ってきて半年が経ったらしいです.さっき日付見て気が付きました.

だからといってどうこうはないんですが,もう少しで新学期です.うちはまだ始まるのが遅いほうなようなので文句は言えないのですが.(配偶者の非常勤先はもう授業が始まっている) 今は台風で外がすごい音を立てています.今年は大きな台風が関東を直接襲って,それこそ両親の実家の方はかなり被害を受けたようですが,私としては九州という台風アイランドに来てしまったということを実感しています.

日本に帰ってきたということについて,「うーん」となることが正直時々あります.いや客観的に見るとかなり自分の環境は恵まれているのはわかりながらも,どうしてもこっちに来る前は良かったと思う気持ちや,遠くに来てしまったという気持ちが時々出てきてしまうのです.この前ある先生と電話で話すことがあって,アメリカで学位をとってきて母校に愛着があるとついつい同期に比べて自分は何もしてないと日本に来て思ってしまい焦りが出てきてしまうという話題になりました.それが私がこっちにきてからずっと思っていたことだったので,その話になったときは私だけじゃなかったんだ!と嬉しいやら複雑やらという変な気持ちになりました.結局の所,どうしても「自分は優秀じゃないから今のところにいる」という気持ちになってしまって,あまりよろしくないです.それでも能力を考えると分相応なんだから,文句を言うなんてお門違いにも程があるとも同時に思います.また,研究者としてはゴミみたいな存在なのでこのままこういう仕事を続けていて良いのかなあというのも思います.

研究者といえば,新規着任で応募できるっkんh(©某このブログもROMっているひと)がとおりまして,少し予算をもらえることになったんですよね.笑ってしまうのが,応募した内容がボロクソに評価されたPDの申請書を日本語にしただけっていうことです.あのときは研究者としての将来性がないって言われて打ちのめされたのに,なんなんですかね 笑 帰国してすぐの4月中に締め切りがあってかなりタイトだったので全然ブラッシュアップできなかったのに…と思うと本当に宝くじです


とぐだぐだいっていても後期は始まっていきます.imposter syndromeというのは私の人生を的確に表しているとずっと思っていますが,就職してからもそうですね.今年度の残りの半年は,もう少し余裕が持てるのでしょうか.私がいろいろなことに胸を張れる日は来るんでしょうか.こういうもやもやも台風がふっとばしてくれればいいのになあと思いますが,無理ですね.もやもやを吹っ飛ばせない台風であればいらないので,これ以上天災が日本を襲うことがないよう祈りながらこの嵐の音をBGMにして寝ようと思います.