うどんたべたい

うどんをたべながらげんごがくをするぱんだのぶろぐ

2015秋の陣おしまい

一応全部の提出物を出してこの秋のクオーターが終わりました.真面目なことは真面目なブログに書くことにしてこっちではだらだら書きます.というか反省会です.

このクオーターは初めてのTAがあるということでそれが一番の精神的な負担でした.時間的にはそこまででもなかったのですが.(採点が全部自動だったので)まあでも一番最初に「留学生だからアクセントはあるとおもいます でも私のwritingはspeakingよりずっといいからメールで質問してくれてもいいよ(キリッ」っていうようなことを言ってしまってあとはやれるだけ必死にやったら学期の最後には「色々計画してセクションをしてくれてありがとう」ってメールを何通かもらえるまでになりました.教えることは基本的に好きなので,こうして自分がやったことが何かの学びに役立つ側面があったのだったらそれは嬉しいですね.

あとは研究もそれなりに進められました.プロダクティブなクオーターに出来たと思います.アメリカでの初めての発表もできたし.まあ内容はおいておいて….修論に当たる最初のペーパーもそれなりに進んだし.授業の課題として書いたペーパーだけどやっているうちにどんどん見ないといけないことは増えてでもその分面白くなってきてわいわい!という感じです.チェアの先生は毎回「進歩したって思う?」って聞いてくれるんですが最初は「いやあ…先週に比べたらまあ進んでなくはないですけどでもこれでいいのかなあ…」みたいな反応しかできなかったのが進んだ時は素直に「うん!でも次はこれをやらないとですね」って言う感じに反応できるようになったので,精神的にこうポジティブ?になれているところはあるのかしら,と時々思います(それでも大体すぐそういう幻想は崩れ去るんだけど

授業は実質一つだけだったのですがそちらにあまり力が注げなかったのが残念です.いっぱいいっぱいだったのです…あと学生間の前提知識の差がありすぎて0からのわたしにはつらかった.でも一度授業を取りたいと思っていた先生だったので取れてよかったし,最後に少し話したら卒論にも興味を持ってもらえたのが嬉しかったです.

いろいろ総じて去年よりはきっつきつというかんじではなかったとおもうけれど,また違った忙しさだったなあという感想です.自分のことを自分でモニタしつつがしがしやらないといけないという.アドバイザの先生にもとりあえずそのままガンガンいこうぜといわれているので来年からもまた頑張ります.とりあえずは今出している2つの学会発表の結果をびくびくしながら待ちつつ,年末は日本でゆるりと過ごします.

一山越えた

この土曜日に某ご近所大学でのワークショップがありましてそこで発表してまいりました.査読なしのインフォーマルなワークショップと聞いていましたが部屋はまあそこそこ大きいしなんせいろんな大学の大御所がいるしでこれはインフォーマルなんて言えないよと思いました.はい.まあ発表自体は無難に終わって質疑応答もあわあわしつつまあえっとそれなり?にできたのではないかとおもっています.練習のトークよりはうまくできた.たぶん.あとで別の先生に「ああ,あそこでのトークどうだった?」ってきかれてこういう旨を喋ったら「まあ内輪のトークだからやりやすいよね」っていわれて一応カリフォルニア州の大学のワークショップっていうくくりなんだけどそれでも内輪か…って思いました.アメリカ感覚の内輪感.

次はペーパーに集中です.しばらくせまんてぃくすではなくてしんたくすのふぇーずです.

でもやっぱり他の人に比べると発表はしょぼくてああがんばらないとなあと思ったのですが,先生からは「毎回よくなっているよ」っていってもらえて先生は優しいからそういってくれるのかなあと思いつつ,でもこの先生ものすごい人なのでそんなひとにこうよく言ってもらえるのはとても幸せなことだなあと思います.業績がすごくて人間的にも本当にすごくてどうしたらこういうひとになれるんだろうっていつも思います.そういえばこのワークショップの話をしていて「あの大学のあの先生やあの先生やあの先生も来るよ」っていわれて私がoh...って顔をしたら「ちょwOh shit!みたいに思わないでw いい機会だよ」ともいってくれてなんというかこのクオーターで少なくとも私の顔には感情が丸出しになることがわかってもらえたようです(

このアドバイザの先生に限らず,他の先生もわたしが言葉に疎いのはもちろん頭から何かを引き出してくるのがとっても苦手で言葉につまることはかなりあるのに辛抱強く相談に乗ってくれる.私はそんな感じなのがとても申し訳なくてでもありがとうっていうことしかできなくてあわあわするだけしかできないけれど,なんというか成長できていればいいなあと思います.

留学生あれこれ

先週の金曜日にはじめてここでのteachingを経験してきました.最初から3コマ(各70分)というハードなスケジュール.しかも8am, 9:30am, 12:30といったかんじ.最初のはあまりうまく行かなかったかなという感じでしたが後の2つはまあまあ良かったです.最初のはもう朝8時っていう時点でみんな死んでいました.まああとは私も最初の最初だったので緊張しちゃってあれでしたね.でも同じ内容をカバーしているはずだったのに時間があまったりぴったりだったり3つとも違う終わり方になりました.まあそんなもんなのかなあ.あとは割とみんな勉強してない…笑 ことがよくわかりました… 間違いなくreadingしてないですね…

自分で何がどううまくやれなそうなのかはわかっていたのでワークシートをつくり板書を多用し,というかんじでやってみて,「これら役にたったかな?」と繰り返し聞きながらやりました.なれたらいいなあと思います.

そんなこんなことを1年会話の練習に付き合ってくれているボランティアさんにしゃべったら 最近めきめきよくなってるし努力したかんじがでてきたね っていってくれました.よかった.

良いことばかりではなくて「ねえ,中国語の方がうまく喋れたりするの?」なんて初回の授業で聞かれたりなんかしたこともありました.その時はめちゃくちゃショックで帰ったら泣こうって決めてバスに乗ったんですが,バスに乗っている間に助けを求める学生からのメールがばしばし入ってきて(ちょっと色々仕組みが複雑な授業なのですよね…),ああ250人中の1人に振り回されている場合じゃないんだ って思うってことがあったり 「ねえどこで英語を勉強してきたの?」という質問を皮肉ととっていいのか純粋な疑問としてとっていいのかわからなくて戸惑ったりということがあったりしました.まあでも大体の学生さんはいい子たちです.私の捨て身のギャグ(言語学の授業なのだから私の間違いがなんで起こるのか考えてみて楽しんだらいいよ!見つけたことに対しての議論は大歓迎!!)もそこそこ受けました.

でもなんというか学科でTA trainingみたいなのがあるんですがそこでアメリカ人の子たちもものすごい不安だって色々いってるんですよね.彼らが不安なら私はその1000000倍不安でもおかしくないかと思います.文化も言葉も違うんだし.しかしながら私があたったことが学生らの不利益になってはいけないので,彼らが授業の内容をより理解できるように,楽しいって思ってくれるようにベストを尽くそうと思います.教える立場はやっぱりつらいけれど楽しいのも事実ですね.良い質問が出たり学生が積極的にディスカッションしているのをみると嬉しくなります.

はーでも本業もちゃんとやらないとです…先週は指導教官に和やかにぼこぼこにされてきました.でもすごいやり方がencouragingなんですよね.とても見習いたい.本当に色んな意味で尊敬する先生です.人生相談にも乗ってもらえました.

しかしもう2週目も終わっているわけです.もう1週間終わったらこのクオーターも3分の1終わりです.そんなのあっという間に2年目も終わってしまう….しっかり頑張らないとです.ちゃんと業績も経験も積まなければ…

ふあん

本当は昨日これを書こうとしていたのだった。

新しい年度がはじまりました。大きく変わったことといえばお仕事があること。といっても初めてのセクション(授業とはまた違って演習とかをさせる小さいクラスみたいなものです)は今週末に初めてあります(以降毎週)。もう不安で不安で。だいいちに、わたしはここに来た時の英語のテストの成績ではそのままだと教えられないあれだったので補習みたいな授業を受けてます。それが通ったので教える資格自体はあるんですけどやっぱりそれでも不安で。発音がやっぱりあれなのと、混乱するとsyntaxがめちゃくちゃになっちゃうのです。パニック。1年経ってそれらがましになっているかというとどうなんだろう 1年一緒に会話の練習をしている人からは よくなっているし頑張っているから大丈夫 といってもらっているし、授業の担当者(というか指導教官)からも だいじょうぶ! といわれているのですがやっぱり学部生と対面するまでは怖くて仕方ないです。ちなみに最近留学生の院生の集まりみたいなのがあってそこでちょうどこの学期からTAをはじめたひとに会ったのですが彼女はめちゃくちゃfluentだったのにそれでも文句言われたって言ってて本当に怖くなりました。でも他のひとにそういう話をしたら、ここは南カリフォルニアから来ているひとがおおいし、そういう意味でアメリカ人しかしらない人もおおいからそうなのかも、といわれて、そういうやつらには良い経験になるだろうからあまりきにする必要はない ともいわれました。

まあどちらにしても英語で何か出来るくらいじゃないとお仕事なんて見つからないと思うから慣れて頑張るしかないのです。お給料ももらわないと授業料払えないし…。幸い授業の内容はとっても初歩の初歩だし、やること自体は難しくないと思うのです。(まあわたしがそこでつまずいていたらそれはそれでめちゃくちゃまずいですが)演習もまあこういうことをやればいいのかな?っていうのはわかるし、プリントや板書を多用したら言葉のハードルはなんとかカバーできると思うのですよ。 うーん、でもそれでもとっても不安です。セクション変えたいっていわれないかなとか、インストラクターの先生の方に苦情がいかないかな、とか。

あと今学期は日本語の授業の見学をさせてもらっています。来年度から教えたいので。この金曜に別の先生の授業に行ってその先生と少し話したら がんばってますねえ みたいなことをいわれて。わたしはなんというか頑張っているというか将来のことを考えるとこういう経験もしておかないといけないなあととても思うのでそういうことをしているかんじで、それは頑張っているとは違うというか必死なだけだなあと自分では思っているのですけれど。なんか、がんばるっていうのはすごく綺麗なかんじがするんですよね。わたしはなんというか見苦しくやっているだけで。

まあそんなこんなで今から不安でたまらないです。しかもこれらは本業じゃないので別のところで自分のことはしっかりやらないといけない。そういうバランスがうまくとれるかも心配なところの一つ。本当に胃が痛い。こういうのって人に話してもすごく楽になれるわけじゃないので自分との戦いなところがあるけれどこう胸にしまっておいてもうおおおおとなるので文字化してみたけれどまあそれでもつらいものはつらいよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!! はあ。

やるしかないんです。がんばります。

ふぃーりんぐ

別のことでブログを書こうかなあと思ったら今週のお題がお、というのものだったので

今週のお題「結婚を決めた理由」

題名が9割を説明している…


結婚式の二次会でも言ったしここでも書いたような気がするんだけど、この人とずっと一緒にいようかなあと思ったのはやっぱりありのままの私を見てくれてるからかなあ。何かですごいことをしなくても、たとえ良い結果がでなくてもがんばったねと認めてくれるような。95点をとって帰っても なんで100ではないのか といわれてしょげて育ってきた私には、何かすごくできないと褒めてもらえないし見放されるのだという気持ちが強いので。今もそれに苛まれていて、自分で満足できる進捗がないと本当につらいし、それでも先生に「この前よりすごく進歩してるじゃん!!」といわれてもいやあ私を落ち込ませないように頑張って褒めてくれているのだな申し訳ないなつらい というふうにしか思えない 研究に100%の正解は元々ない(のがふつうだとおもう)のだから、そんなのではいつまでたってもつらいだけなのは頭ではわかっているのだけれど。

話はそれたけど、本当にクズのクズでどうしようもないということをいくら見せても離れていかないしむしろそれでも純粋に応援してくれるところが嬉しくて、彼の人生の邪魔にならないなら結婚という形で一緒にいてみたいなあと思ったのが結婚を決めた理由。まあ、結婚をしなくても同棲をするとか、そういう形にすることはいくらでもできたのかもしれないけれどまあ遠距離になるのもあったし、精神衛生上的にそうするとわたしも(そして彼も)安心できるねということで正式に?結婚したのでした。いわゆる普通の(というか世間一般のひとが想像するような、という方がいいかも)結婚の形ではないけれど、まあわたしたちらしくていいなあという感じ。

出会ってからはそれなりにたつけれどお互いのノリが全然変わらないのがいいなあとおもう。なかなか会えないというのも理由にあるのかもしれないけれどでも一緒に暮らしても同じな気がする 笑 お互いのありのままを尊重できて一緒にいて心地いいって最高の環境だと思う。というか何か我慢して自分のQOLが下がるんだったら結婚自体していなかったとおもうけど。

のろけ?でした。今年のクリスマスと年末年始は日本にかえります。たのしみ。帰るの元日だけど…

渡米から1年

こっちにきてまるまる一年が経って1年前に受けたものとまったく同じテストを受けたらほとんど点が変わっていなかったので心底落ち込んだわたしです。(だからあっちのアカウントも消しました なんかもう戻らないかも。)よくよく考えたら1年でそんなばびゅーんと英語ができるようになるかなんてわからないし、テストも電話で受けてコンピュータで5分くらいで結果が出るやつだし、そんなに考え込む必要はないんだよなあと客観的には思うんですがやっぱりつらい。まあでも何が大事かって英語そのものというよりはそれをしっかりつかって仕事ができているかということで。
とりあえず書評を頼まれて書いていたのですがそれが昨日正式に受理されました。一回書き直しを命じられたので半分ぷりぷり半分泣きながら直したのですが直したのはほぼ直しなしでおっけーが出て心底安心しました。先生にはめっちゃ迷惑をかけました。何回も見てくださってありがとうございます。しかも英語がうんこなのに。(ご飯中だったらすみません
あとは指導教官の先生から11月のワークショップで発表しないかとお声がけをいただいたのでネタを練り練りしています。自分的にはいい感じ!と思ってるけどそうでもないのかもしれない(書いてるうちに自信がなくなる)。こっちは修論もどきになるのとは別のものになるのでこれはこれでちまちま進めないといけません。まあでもマルチタスク的なことはたぶん、きっと、どうにかなるとおもいます。

てなかんじで、冷静に振り返ったらなーんにもかわってないことなんてないとおもうのです。そう思いたいだけかもしれないけれど。他の人のにぎやかに楽しげに留学をしている姿を見ると、わたしのにはあまりそういう要素はないのかもしれないと思ってへこみます。友達いないし。でもこう書くとまた語弊があるんだろうな。でもわたしはわたしで、これでもいまこの上なく幸せだなあとおもうので、それはそれでいいのです。なんでそう思うかというと最近修士の時の悪夢を凝縮したような夢を見たりしたからですね。いまが幸せ。へこむところもあるけれどそれはそれで、なんとか前向きにやるしかないです。…と言い聞かせています。今日はあくせぷとのお祝いにお酒を飲みました。また明日から頑張ります。