うどんたべたい

うどんをたべながらげんごがくをするぱんだのぶろぐ

34

今日で34歳になりました。毎年毎年実年齢と精神年齢との差が開いていってつらいですね。ちなみに今は
精神年齢<<<<<<<<<<実年齢<身体年齢です。身体年齢はアラフォー。
(不等号間違ってたことに気が付きました。。7/4)

この前高校時代の友人(普段はイギリスに居る)がコロナで数年ぶりに一時帰国すると連絡をくれたので会ってきました。それより前も私もアメリカや九州にいたので、対面で会うのは7,8年ぶり?だったのではないかと思います。半年くらい前にZoomで話したんですが、やっぱり対面だとまた違いますね。というってもお互い全然変わってなかったのですが(何なら向こうは実家の荷物を整理した時に出てきたという卒業アルバムの写真を撮って見せてきたけど、基本的な顔つきはお互い変わってなかったw)。

彼女とは2,3年生のときのクラスが同じというだけで、the ぼっちだった私に話しかけてくれたやさしいクラスメイトの一人でした。でも修士になってからのアルバイト先の引き継ぎを頼んだり、お互い留学したりでなんとなく考え方が合っているなあというイメージで。留学に行ってからも一度お互い一時帰国したときに会ったりしました(それが前回会ったやつかな…)。

今回久しぶりにあっても久しぶりに会った気がしないくらい美味しくご飯を食べて、横浜観光をして、お茶をしました。そのお茶の時に話したことがめちゃくちゃ話せてよかったなということだったので誕生日ということもあってここでポエムを書こうと思ったわけです。(授業でこんなWritingを出されたら減点するような前置き

プライベートなことだけどさ、と前置きされて直球で「こどもの予定はあるの?」と聞かれました。その前の会話で向こうが「多分うちは作らないんだけど」っていうのをぽろっと言っていたのもあって、「私はほしいという気持ちが持てない」という話をしました。こういう話、センシティブじゃないですか。子供がいない夫婦の知り合いも、子供がほしいと思っているけれど授かっていなくて授かりたくてつらいおもいをしているのかもしれない。うちはまあ物理的に無理なんですけど、そうじゃなくてもそもそも私に子供がほしいという気持ちがない(のでピルをのみ続けている)。ネットの海を見てみても、子供が欲しかったけど授からなかったから、気持ちを切り替えて夫婦生活を楽しむ!という方のほうが多くて(少なくとも私には多いように見えて)、私が時折もつもやもやした気持ちを誰とも共有できないなと思っていました。もちろんこういうことはパートナーとも何回も話して今の状態があるわけですけれど、生物学的な「女性」として自分は母性本能が0でひどい人間なんじゃないか、とか考えてしまうわけです。親戚の子供も全然可愛いと思えないし。そもそも妊娠出産の身体のつらさも嫌だし、子供に「なぜ産んだのか」と聞かれたら答えに困るなと思うとか、そういうことをつらつら話しました。

その子が子供を作ろうと思わないのは、彼女はやはり仕事が優先されるからだというので、私と似たような感じでした。「結局の所、優先順位が違うだけだと思う」といわれてたしかにな〜と思いました。世の中結婚して、子供を産んでお母さんになれたら人生ハッピーという人もいれば、私みたいにやりたいことをやりながらまあ生きれれば良い、という人もいますよね。結局の所、子供は自分のためにつくるものでもないし(介護とか)、子供を持たないことが自分にとってハッピーなんだったらそのままでいい、自分がハッピーな生き方をすればいいよね、といわれて心底安心しました。案ずるより産むが易しというけど、案じて産みたくないならそうなんだよ、っていわれてちょっと面白かったです。

ただ、お互いに同意したのはどうしても「子供がほしいと思わない」のはマイノリティなので、別に子供を持っている人が羨ましいわけではないけれどマジョリティと違う自分がなんだかだめな人間というか、変わっていることが不安になることがあるよね、という点。でもその子に「でもさ、子供云々以外を除いても私達割と他の人と違う人生生きてるし、今更じゃない?」って言われてめちゃくちゃ納得しました 笑 確かに入籍して留学して別居して、同居したと思ったらまた別居して離婚して事実婚してる、とかいう時点でもう十分他の人と違う頭おかしい人なわけですよね(そうは友達は言っていないw)。でもまあそう考えたら子供云々考えても確かに仕方ないな、って思って本当に話した後気持ちがすっとしました。同世代で同性の友達とこういう話をしたのがはじめてだったので胸のつかえがとれましたね。やはり生物学的に一応母親になることができるという状態で子供がほしいと思えない気持ちを男性に話してもなんかこうすっきりしないところがあったので。

実家には70万近く貸したままで今この時点で誕生日おめでとうの一言もないけれど、私には私の人生があるからハッピーに生きていきたいですね。美味しいお酒や食べ物を楽しんで、時々海外にいったりして、馬鹿なことで笑いながら過ごす人生が送れたら嬉しいなあと思います。誕生日にはドイツにいるパートナーからペアのグラスが届きました。早く一緒にこれを使ってお酒をのみたいですね。蟹味噌と共に。(最近蟹味噌にはまっています。私が。)

来年になったら四捨五入で40になってしまうと思うとおそろしいですが、一度死んだような人生、どこまで生きられるかわからないですが楽しめますように。